生まれも育ちも山陰地方の嘉藤さんは、都会に憧れを持っていました。そんな時、近隣の駅に有名なカフェが開店し賑わっている様子を見て、駅が地域に与える影響力を目の当たりにし、「山陰の魅力をつくり出したい」と思い入社を決めました。働く中で、伝統的な食文化・地産品などの島根ならではの魅力を発信したいと気持ちが変化したそうです。「山陰っていいな」と感じるようになったと話していました。

嘉藤さんは、山陰地方にある4つの酒蔵の日本酒の飲み比べを楽しめる商品の開発に携わりました。異なる酒蔵のお酒をセットにするため、組み合わせ方が難しかったそうです。様々な酒蔵のお酒を嘉藤さんらスタッフが試飲して、何度も協議して厳選したことで、それぞれの良さを存分に楽しめる商品になったそうです。「実際にお客様が手に取ってくれて満足している様子を見るとやりがいを感じる」と話していました。

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同社は、働いている人の半数以上が女性であり、「育児時短勤務」や「半日単位の年次有給休暇」などの制度の利用に関して社員同士の理解があることが特徴です。3歳の子どもがいる嘉藤さんは、子どもの受診などで制度を利用していると話していました。子育てなど女性ならではの目線を通してお互いを理解し合い、社員同士が互いに支え合いながら働いています。

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