友人の「優しいね」という言葉から自然と福祉の仕事を意識していた堀川さん。大学では、障がいのある人が学ぶ機会を作るプロジェクトに取り組んでいました。そういった中で、「自分も障がいのある人の希望に寄り添いたい」という目標が生まれたそうです。
堀川さんは現在、利用者への作業指導や面談といった、就職前と就職後のサポートに携わっています。利用者と二人三脚で歩んでいくこの仕事で、企業から採用通知や利用者さんの仕事への姿勢に対して良い報告が届く時が一番嬉しい瞬間だそうです。
就労支援をする上で堀川さんは、利用者ご本人が納得して活動を進められるよう、あくまでも「提案」という形を心がけているそうです。堀川さんが“良い”と思ったことが、ご本人にとっても“良い”とは限らないからです。また、「就職はゴールではない」と繰り返し話されたのが印象的でした。同法人では就職後も企業訪問や面談を通して利用者が働きやすい環境を整えています。今回のお話では「就職して何年も経った利用者にも定期面談を行うことがある」と聞き、驚きました。
利用者のこれまでの経験や、今後の希望に合わせた就職前の訓練が、同法人の行う就労支援の特徴の1つ。データ入力や封入作業など事務作業を中心とした業務の訓練や、応募書類の書き方、面接の受け方や等を学ぶプログラムを実施しています。さらに就職後の不安や不満を解決するための面談や企業訪問を行い、利用者も企業も安定して雇用関係が継続できるよう就労をサポートします。これら就職前後の支援で利用者の「働きる続ける」という自信に繋げることが、同社の強みであると言えます。
堀川さんのお話を聞く中で、どんな些細なことでも利用者さんの立場になって考えていることに気づきました。
障がいを持つ人が働きやすい環境を整えるために、就職活動以前の職業訓練や就職後のアフターフォローにも力を入れていて、まさに“二人三脚”とはこのことだと感じました。利用者さんのメンタル面のフォローも大切にし、信頼関係が構築されていました。
堀川さんのお話を聞く中で、どんな些細なことでも利用者さんの立場になって考えていることに気づきました。
障がいを持つ人が働きやすい環境を整えるために、就職活動以前の職業訓練や就職後のアフターフォローにも力を入れていて、まさに“二人三脚”とはこのことだと感じました。利用者さんのメンタル面のフォローも大切にし、信頼関係が構築されていました。
桑友では、障害のある方の「地域でくらす」「地域ではたらく」をサポートしています。わたしたちは良い仕事をするために、風通しの良い職場づくりをこころがけています。一人ひとりの多様な暮らし方、働き方を支えるため、チームワークを大切にし、気軽に相談しやすい、安心して働ける環境をみんなで作っています。
- 社会福祉法人 桑友
※外観写真は、今回取材した「オフィスまるべりー」になっています。 -
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