まちデコには「子ども手当」や「ランチ手当」など社員のためのいろいろな取り組みがあります。「ランチ手当」は1回の出勤につき1枚支給される、玉造温泉街の加盟店で使える300円分のランチチケットです。「もちろん300円の値引きは大きいですし、とてもいい手当だと思います」と神門さん。これによって、社内にこもって仕事をしているスタッフが温泉街を訪れる機会ができたり、別の部署のスタッフと一緒にランチに行きコミュニケーションのツールになったり、お客さんと話すネタになったりもしています。

同社は基本的に週休2日ではなく、ひと月にランダムで8日休みがあります。神門さんはそのうち3日は美容院に行くなどの予定を入れ、2日は身体の回復につとめるため完全に休むようにしているそうです。また今は新型コロナウイルスの感染防止のため控えていますが、休みを1日使って旅行に行くことも。「平日の休みも多くの人が休む土日と同じように良さがあり、自分がやろうとさえ思えばなんでもできます」と話していました。

大学の情報科学部で統計学を学んでいた神門さん。学生時代に得た知識とスキルは、通販におけるデータ解析（テキストマイニング）で役に立ち、大学の学びを実践の場で使えているそうです。入社2年目でリーダー（主任）に抜擢され、3年目でチーフ（係長）になりました。
就活生へのアドバイスを聞いたところ、「働きたいと思った会社に実際に仕事の内容を聞いたり、職場を訪問したりと、自分の目や耳で確認することが大切だと思います」と主体性を持って活動することを勧めてくれました。