松鹿さんは金沢出身。昨年の夏に観光で玉造温泉に来た際、景観やにぎわいを見て温泉地で働きたいと思うようになりました。その後、結婚を機に島根へ移住。新型コロナウイルスの影響で旅館業が衰退しているのを目の当たりにし、「少しでも力になれたら」と入社を決めたそうです。島根に来る前は生活面で不安があったそうですが、長生閣は従業員がそれぞれの個性を活かせ、女性が働きやすい環境でもあるため、今は長生閣に来て良かったと実感しているそうです。
松鹿さんは広報の一環で長生閣のインスタグラムを担当。玉造温泉の温泉街や長生閣の話題をほぼ毎日更新し、投稿の際は、最新の情報を一番に伝えることを心掛けているそうです。ガラス面に映像を投影できる機器「カレイドスクリーン」を新しく館内に導入した際は、大画面に映し出された美しい花火の映像を投稿しました。また、英語が堪能な従業員の力を借りて、文章を日本語だけでなく英語でも書くことで、玉造温泉と長生閣の魅力を世界に向けて発信しているそうです。
長生閣は「女性に優しい宿づくり」をコンセプトの一つにしているため、女性従業員の意見を積極的に取り入れています。製菓専門学校の出身の女性社員が、宿のレディースプランにスイーツを提案し採用が決定。フルーツグラタンやスフレなどの導入が検討されています。また、メニュー開発のために他県のお菓子の会社で研修した人もいるなど、従業員をバックアップしてくれる環境があり、女性目線のプランを展開できる職場だそうです。
長生閣の一番のセールスポイントは玉造温泉ならではの四季折々が感じられる環境で従業員一人ひとりがそれぞれの持ち味を生かしながら働くことができる点です。島根県にお越しくださったお客さまのご旅行をより良いものにするために、それぞれがよりよいおもてなしをし、お客様から直接「ありがとう」のお言葉を頂けたり、アンケートに書いて頂けたりすると、とてもやりがいを感じられます。
玉造グランドホテル長生閣
〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造331
TEL. 0852-62-0711
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