(注)今回のインタビューの対象者は「インターシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)の改正内容の適用前にインターンシップ等を経験しているため、本記等の「インターンシップ」はタイプ1、2を含む就業体験全般を示す言葉として使用しています。
2024年の春から新社会人になる
“就活の先輩”にインタビュー。
情報収集の方法やおすすめのサービスを
教えてもらいました。
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宮地咲萌さん
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- 就職先
- 公務員
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- 出身
- 高知県
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- 内定
- 4回生8月
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横山ふたばさん
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- 就職先
- 金融機関
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- 出身
- 宮崎県
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- 内定
- 4回生6月
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平井伶果さん
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- 就職先
- 公務員
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- 出身
- 島根県
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- 内定
- 4回生6月
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就活中にどんなWEBサイトを利用しましたか?
私は他県の出身なので、島根の企業に詳しくありません。
全国展開している大手のサービスも使っていましたが、ジョブ
カフェしまねや大学のキャリア支援センターの方が島根の
情報を入手しやすいと感じました。
「しまね登録」のLINEアカウントにも登録。就活情報やイベント
などさまざまなお知らせが入ってきて便利でした。
私はもともと公務員志望でしたが、いろいろな業種を見て
視野を広げようと思い、大手のサービスで一般企業も
チェックしていました。
学生が中心になって運営しているキャリア支援団体「エン
カレッジ」の島根支部にも登録して、就活を終えた先輩方に
情報をいただいたり、相談にのってもらったりもしていま
した。内定後は後輩に教える立場のメンターとして活動。悩み
を聞いたり、面接練習やES添削などに対応しています。
役に立ったツールやサービスはありますか?
「Matcher(マッチャー)」が役立ちました。
全国の社会人と交流できるサービスです。
就活を始めたころはまだ自分のやりたいことが分かりませんでした。
私は人と話しながら考えをまとめていくタイプなのでMatcherでた
くさんの人とお話しできてよかったです。金融やアパレルなど幅広い
業種の経験談、地元での就職を選んだ人の話などを参考にしながら方
向性を絞っていきました。
私はやっぱりエンカレッジです。
先輩に自己分析を手助けしてもらったり、体験談を直接聞
いたり。マイナビは「自己分析ツール」の他に「他己分析ツー
ル」というのがあってLINEで自分のことを送ると回答して
もらえるんです。いろいろな人から集めたデータと自己認
識を照らし合わせて、「こういうところもあるんだな」と発
見できたのはすごく良かったと思います。
ジョブカフェしまねですね。相談やES添削、面接の練習など、しょっ
ちゅう通っていました。直接人と話して得るものは大きく、アドバイ
ザーさんの振る舞いや話し方も参考になりました。
だんだんアドバイザーさんと仲良くなり、気づいたら世間話が8割ぐらい
に…。気軽な会話をしながら「そこがあなたのいいところだよ」「そういう
ことをしていったらいいんじゃいかな」とアドバイスをもらえたのが
すごくありがたかった!話すことで導かれたように思います。島根での就
職を強く勧められるのではなく、私が本当にやりたい方向に進むサポー
トをしてもらった感じですね。
私もジョブカフェしまねの企業情報や動画はかなり見ました。島根にはこんな
にたくさんの企業があるんだ!とすごく参考になりました。エンカレッジで後
輩の支援をしていく中で、県内や山陰で就活を考えている人に勧めています。
情報収集で悩んだこと、苦労したことは?
私は公務員のなかでも消防士か少年補導職員になろ
うと思っていて、どちらにしようか迷っていました。
そんな中、大手就活サイトに登録したら、たくさんの情
報が次々と…。
情報過多で「一般の企業のほうが良いのかな?」「このまま
夢を目指していいのかな?」「故郷の企業が出ているけ
ど、やっぱりUターンにする?」と迷ってしまいました。
情報に振り回されて本当にやりたいことじゃない
方向に揺れるの、ありますよね。
私は大手就活サイトの面談サービスを時々利用していました。島根での就職を
目指しているのに、エージェントさんに「本当に島根に残りたいんですか?」
「都心の方が選択肢が多いですよ」「あなたには島根の企業よりもっといいとこ
ろがある」といろいろ言われて、心乱されました…。
情報に振り回されると、困りますよね。
私は、悩んだら自分の中の軸を見直すよ
うにしていました。
合同企業説明会でいろいろな企業をチェックして、興味を持った業
種はなぜ心が動いたのか、逆に興味が向かなかった業種はなぜそう
思ったのかを自己分析するようにしました。
自分を知るって大切だと思います。
やりたいことを持っている人ばかりではない。まずは
なんとなくでも方向性を見出すために、自己分析をす
るといいかもしれません。
リクナビ・マイナビなど大手のサービスが中心。基本的に
は公務員を目指しながら、社会見学の感覚で一般企業も
知っておこうと情報収集し、1日体験やインターンシップ
などに参加していました。