「しまねで働くって、生活するって、どんな感じ？」「社会人はオフの日はどこで遊んでいるの？」「実家の住み心地は？」「服やコスメなどはどこで買うの？」「子育て環境は？」
気になるあれこれをワーキングウーマンにインタビューしました。
介護老人保健施設 ライフケア回春苑／松江市
川上 晴さん
管理栄養士、施設利用者の食事の献立を作成しています。個々の体調や嚥下の状態、活動量、好みなどを踏まえて内容を決め、季節の行事食なども担当。
転職で島根に戻った理由は？
広島で就職して1年程ほど経った時に、新型コロナウイルスが流行し始めました。一人暮らしのアパートと職場の往復で誰にも会えず…。
帰省ができないため、家族や地元の仲間の顔を見ることもかなわない日々が続きました。
ふるさとに戻りたい気持ちが募り、Uターン就職を決めました。
島根で働いてよかったことは？
島根の人は雰囲気も話し方ものんびりしているのがいいですね！
人口が少ないコンパクトな地域だからか、人と人とのつながりを感じることが多いです。同僚の知り合いに私の友達がいたり、趣味で仲良くなった人が友達の友達だったり…。そこからどんどん人間関係が広がっています。最近は新しい友達とのレジャーや飲み会などもオフの楽しみです。
休日はどうしてる？
バレーボールが好きで、地元の仲間と一緒にプレーしています。
部活の先輩と再会し、練習試合を組んでもらったり、みんなで遊んだり飲みに行ったり。
バレーをきっかけに新しい知り合いができて交流が始まるのもいいですね。
今年はSUP（スタンドアップパドルボード）にはまっています。
今年の夏にボードを購入し、夏は週1ペースで海で遊んでいました。
島根にはSUPにぴったりのスポットがたくさんあり、思いたったら天気さえ良ければいつでもできます。
きれいな海にボードで浮かんでいるとすごく気持ちいい！
すっきりリフレッシュできて、「明日から仕事を頑張ろう」と思います。
買い物やオフの娯楽はどこで？
服や化粧品などはインターネットで買います。
学生時代に住んでいたのは広島市の中心部でした。
比較すると島根は買い物スポットすら少ないですが、不便だとは思いません。レジャー施設もありませんが、豊かな自然の中で遊べるので楽しいですよ！
宍道湖畔など景色がきれいな場所で開かれる朝市やマルシェイベントも休日の楽しみ。
地元の人が島根の魅力を発信しているのが素敵で、都会にない良さがあると感じています。
島根で暮らして困ることは？
冬は雪に悩まされます。
大雪で実家の車庫から車が出せなくなったことも…。
でも、近所の人たちが協力して雪かきをしてくれ、なんとか出勤できました。
みんな雪に慣れているので作業が早いんですよね（笑）。
雪は大変ですが人の優しさに触れられる機会だと思います。
地元で暮らすメリットは？
実家に住んでいるので、経済的な負担が軽いです。
母のご飯が食べられるのも大きなメリット！
一人暮らしの頃は、家事も料理も自分で自分のためにやっていました。
仕事から帰っても気が抜けず安らげなかったように思います。
車で1時間ほどの地域に祖母が住んでるので、気軽に会いに行くことが出来ます。休みの日に一緒にランチに行ったりと、気軽におばあちゃん孝行ができる距離なのは嬉しいですね。
昔馴染みの友達とすぐ集まれるものいいですね。
近所に出かけると友達に出会うことがしょっちゅうあります。
道端でしゃべっているうちに他の友達もやってきたり、「あの子も呼ぼうか」とLINEして、どんどん集まってきて（笑）。そういう時間もリフレッシュになります。
イワタニ島根株式会社／大田市
井上 蘭さん
総務人事部・主任。ガス機器を取り扱う会社の管理本部に勤務。
総務関係、人事、採用など、事務スタッフとして活躍。社員の業務をバックアップしています。3児のママ。
今の会社に就職した理由は？
結婚を機に、夫の故郷である大田市に移住しました。
子育てをしながら就職した一社目で、営業を担当。その職場にものすごく仕事ができる事務職の方がいて、「私もあんなふうに事務で活躍したい！」と思うように。
その後、今の会社で事務員の募集があり転職を決めました。
島根で働いてよかったことは？
ガスという地域の生活に密着したものを取り扱ってることもありますが、人と人との距離感が近くフレンドリーで、優しいお声がけをいただくことが多いです。
電話でのお問い合わせの際、お客様から番地ではなく自治会名や屋号でお住いの地域を伝えられるなど、地域独特の空気に驚いたこともありましたが（笑）。
お客様から旬の野菜や果物、魚などをいただくこともあります。おかげでレパートリーが増えました。長女もお手伝いをしているうちに上手にイカを捌くようになりました。
休日はどうしてる？
3人いる子どものうち、上の2人がスポーツをしています。
土日は送り迎えや試合などでフル稼働。
保護者同士の助け合いも多く、一丸となって子どもたちの活動を支えています。備品の運搬や飲み物の準備など、みんなで連携して取り組んでいるんですよ。
休日は自分の時間はほぼありませんが、試合の撮影にやりがいを感じています。
一眼レフを駆使して我が子やチームメイトのかっこいい瞬間を捉えるのが面白い！上達したら旅行などいろいろなシーンで撮影を楽しみたいです。
買い物やオフの娯楽はどこで？
日々の買い物は大田市内のスーパーや大型ショッピングセンターで。
服や子供のスポーツ用品などは、車で50分ほどの出雲市のショッピングモールで揃えています。
娯楽といっても、ゲームセンターや映画館のような娯楽施設は大田市にはないんですよね。でも、子どもが誘惑されるものがないのは逆にいいかもしれません。お金もかからない（笑）。
子どもたちが海や山、地域のお祭りなどで嬉しそうに遊んでいる姿を見ると、素朴に子どもらしく過ごしていていいなと思います。
島根で暮らして困ることは？
子どもに習い事をさせるには、大田市はちょっと大変かも…。
プールがなかったり、施設が整っていないためできない種目があったり、大会の際は区分の関係で浜田市などへ足を延ばさなければいけないこともしょっちゅう。
そのため車は必須！子どもの送り迎えだけでなく、通勤にも日々の買い物にも車は不可欠です。
夫婦で一台ずつ必要なので、ガソリン代や維持費がバカになりません。
でも大田市は交通量が少ないので渋滞で苦労することはなく、高速道路までもアクセスもかなりスムーズ。私の実家にも車で帰省しています。
地元で暮らすメリットは？
自然が多くのどかで、子どもたちがのびのび遊べるところ。
車社会のわりには交通量が少なく、気兼ねなく外遊びができるのもいいと思います。
子育て世代への支援が手厚いのも助かります。
中学生まで医療費が無料で、保育料は2人目は減額、3人目は無料なんです。
そのためか子だくさんの家庭が多いんですよね。
移住した当初は友達も知り合いもいませんでしたが、ウェルカムなムードがあり救われました。
育児サークルも保育園の保護者たちも温かい雰囲気。すぐにママ友ができました
